ケルテス [写真]
最近お邪魔した家で、何気に漆喰壁にかかる写真が気になって、その写真の作家名を尋ねた。
「ケルテスという写真家のオリジナルプリントです。エンドレ・ケルテス20世紀初頭のハンガリー出身のカメラマンです。」と御丁寧に教えて下さった。モノクロームの諧調と構成的な画面が妙に印象的だった。家に帰りネットで検索してみた。直ぐケルテスに出会うことが出来た。
作品は「モンドリアンの家で」白い造花に、螺旋階段、帽子と布製のものがかかる壁、外光がたっぷりと注ぐ光景が何か懐かしい場所にも感じられる。ケルテスの代表的な作品のようだ。画家ピエト・モンドリアンの丸いメガネのみを写した作品もある。何かその存在が今現代の世界と見事にリンクしている気配が凄い。
見事な構図がそう言ってくれているのだろうか。
自分も十代の頃白い絵の具で壺や花にスプレーしてモノクロの写真を、光を採りたい為だけに撮ったことを思いだした。
早速取り寄せたケルテスの写真集を朝の光の中で撮りました。
朝の光の水玉が飛んでます。帽子の辺りの諧調も最高です。
オリジナル写真はソフトでシャープな印象でした。
2011-11-22 08:47
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左右非対称でありながらの安定感。
何かこれから物語が始まりそうな予感。
by アヨアン・イゴカー (2011-11-24 08:24)