2005 [本]
「あんた、絵本作家になんなよ!」と十年程前恩師の先生に言われた事がある。其の気になって2005年、絵本の試作まがいの事を創った。先生の家に飼われていた大きなラブラドールの老犬をデジカメで撮って加工した。登場したのは其の頃廻りにいたメダカ、蛙、ヤモリや、蝶や昆虫たち。結局絵本作家にはならなかったが懐かしいあの頃だ。思い切り横長の画面の絵本に込めようとしたものは何だったのか。恩師は教師を長くしていたが40代後半から本格的に油絵を描きはじめた。若い頃に駆け落ちをして野草を摘みながら山の中で彼と暮らしたという様な話を二十代の私は感動した。彼は使用人が大勢いる良家のボンだったというのだが、まわりの人々の計らいで別れさせられたと言う。純愛が似合う時代もあったのだろう。其の先生は今東光に気学を学び、我が家の家族の性格もぴたりと当てられた。気学は中国四千年のデータベースに基づいていると言われたのだが、確かに的を射ていた。
絵本は子供へも大人へも嘘をついてはいけない分野なのだろうか
優しさの中に厳しさ残酷さも共存する世界なのだろう
確か絵本の素材は2000年頃撮影した記憶があるのですが、微妙です。
2012-01-20 16:33
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昔のことを云うと年寄りだと云われますが
昔はしっとりとした中に生きていたように感じます。
いまは乾燥注意報が出るほどドライ。
by 斗夢 (2012-01-21 05:50)
今東光、懐かしい名前ですね。
by Silvermac (2012-01-21 06:01)