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1984 [本]

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1984年発行の手紙を特集した本がある。表紙に魅かれて購入した。「あ」という段ボールの厚紙を切り抜いて送られた手紙。インパクトが強かった。この本の中で
ある作家の紹介が心に魅かれていた。エヴァンス、飢饉も大災害もない幻の国の為に、彼は4000枚の切手を描き、31歳で此の世を去ったという。
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子供の頃から切手収集は友達の多くがやっていた。小学校の頃はペンパルフレンドという組織を知って、フランスやスエーデンの同世代と手紙交換をした。通訳文がついた中継ぎ業者がビジネスをしていた記憶がある。切手の背景や郵便の背景には
様々な世界が見える事を知った。
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エヴァンスの世界は、今世界を繋ぐセカンドライフの世界をも連想させる。世界が汚れていく程、もう一つのピュアーな世界が求められ出現するのだろうか。
テレビで漫画「アキラ」の懐かしい原画展のニュースを見た。都市や世界の破壊を描いた世界は、バブル期の日本や終末の未来論が産み出した世界だったのだろうか。話は飛んでこの年1984年7月25日 - 1959年より行われた朝鮮総連による北朝鮮への帰還事業がこの日をもって終了。配偶者ら少なくとも6,839人の日本人を含む総勢93,340名が北朝鮮に渡った。とある。手紙は彼の国へはだせないのでしょうね。
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2012年2月上記の手紙をいただいた。冒頭の「あ」の手紙の作家嶋本昭三さんの刺激を受けられて、メールアートという事を始められた、ナカムラさんからのものだ。メールアートとは中村さんのブログに詳しい。
http://k1naka-essey.blog.so-net.ne.jp/2011-03-21
電子メールのe-mailがメールになった今の世界では、郵便という世界は古典的であり、若い方には新鮮な活用に写るのではないだろうか。私も数年前からナカムラさんの刺激を受け、丁寧な御指導で、数年前からメールアートの世界へ飛び込んだ。
メールアートの産まれた背景と、これからに非常に興味がある。これを読んでいただいている、貴方参加してみませんか。絵手紙と違うのは行きっぱなしでなく、お互い同士のコラボが一枚の葉書や手紙にかわされる事です。
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6月に藤沢のアトリエ・キリギリスさんでメールアートの展示会があると云う事で参加しています。
http://atelier-kirigiris.com/top/top.html
こちらには世界から届き始めているメールアートが紹介されています。興味のある方はのぞいてみて下さい。この世界、何でもありで、郵便を使う以外ルールはないのが素敵な世界です。コピーフリーという言葉もキーワードです。一枚の手紙が世界中を何年もかけて廻っているという話も愉快です。何かを継ぎ足したり消して、次の人へ送るそうです。チェーンメールでは決してない世界です。
今回のテーマは『THE FUTURE』「未来」ということで、芽吹きのイメージを展開してみました。ブログで一部公開してしまいます。
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林檎のようなハートの切手の中に双葉を植えてみました。双葉は種にもみえますね。メッセージは柔らかにしなやかにです。
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若いAさんもコラボしてくれました。目打部分は機械がないのでパソコンでの印刷だけの目打です。
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切手のシールはエヴァンス風に、本の栞にも使ってもらえるようなアイディアなのですが、、、。紙は裁ち落としの耳部分をつかっています。
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まだ締切迄一ヶ月 アナタモ一枚の葉書、キリギリス迄送っていただけませんか
お願い致します SILENT

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コメント 2

mimimomo

こんにちは^^
面白いことですね。わたくしも友人に手紙を書くことは好きです。
ただ、しなければならない・・・と思う気持ちは苦痛ですね。
by mimimomo (2012-04-09 17:49) 

SILENT

mimimomoさま
何事も自然体で、風のような手紙がりそうですね。
無理や義理なことは、長続きしませんね。
by SILENT (2012-04-09 19:23) 

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