2112 [かたち]
百年後の世界を想像してみた。同時に百年程前の世界とはどんなだったかとも想像して見ている。百年後、三日前にあった夏祭りは行われているのだろうか。2012年の祭りでは、お囃子がマイクをつかって人が流していた。百年後録音された音が上空から祭り環境を演出しているかもしれない。百年前の賑わいを再現した架空空間の賑わいが百年後の世界では何気なく出現しているかもしれない。神輿も3Dのものと、実際のものが共演している世界。静寂の百年後なのか喧騒に包まれた百年後の祭りなのか想像するのは楽しい。海辺の祭りは行列をなして、国会のある未来都市迄取り囲んで練り歩く姿を思い浮かべた。祭りは喧騒が似合うようです。
あるカメラマンが、早朝誰もいない境内に置かれた神輿には、最高の空気が流れていたという話を思い出す。祭りは喧騒と静寂の背中合わせの世界。俗と聖が交差する世界。
ひたすら
はためく
風も主役
未来の断片が下町に貼られていた
未来行きの舟は解体中なのか、組み立て中なのか不明
人々の行く先に神はまつ
神という存在に向かって
百年後の写真術はどうなっているのか
百年前写真は魂を抜きとる道具と恐れられた
交差点なう
歓声と静寂と
背中はいいな未来が見えて来る
未来を見ている人の背中
ファインダー越しの世界、いつも同じように見ている事に気づきました
人生も角度を変えてみないといけないこの頃
百年より今の足元を視つめなければ
2012-07-17 04:59
nice!(25)
コメント(2)
トラックバック(0)
想像できません。人類の生存可能な地球であって欲しいですね。
by Silvermac (2012-07-17 08:27)
SILENT様のブログを楽しみにしています。
文章が凄いと同時に、
写真がまたイイですねえ。
稀有なブログだと思っています。
by amo (2012-07-17 17:21)