みずゑかく [色]
みずゑかく老人は消す春の家 無音
横浜関内で、会社時代の先輩の方が水彩画を始め、グループ展を開いておられる案内状を頂いたので
出かけてきた。水彩画は昔、みずゑ と書いた様な時代もあった様な気がする。美術雑誌に「みずゑ」のタイトルのものがあったような記憶なのだが。水彩画は英国より入ってきた様なイメージが強い。
文字通り水に色がついて、その色が柔らかなソフトな紙に滲んでいくイメージがする。
いつか鎌倉で観た、志村ふくみさんの御兄様の描かれたような絵が会場で眼にとまった。
宗達のたらし込み技法と、染物屋の家業の話が何故か思いだされた。透明な水の中に染料が煙のように広がる世界。その染料の流れを柔らかな紙が掬いとる様な世界。そんな連想をしてしまった。
水彩画で描かれる光景は、何か湿度もある世界のが馴染む気がふと思った。
冬の日ざしはコントラストが強く素墨画の世界を西陽でつくりだす。
激しい寒さが日溜まりの白い建物に木陰をうつしだす。
みずゑかくひとのむれありひだまりに 無音
しろいぬくもり
脚は横浜橋商店街に今年も向かってしまった
ピンクの幟の彼方にアーケードは透けて見える
遠近法の画像を何故か思いだした
横浜写真は確かモノクロ写真に着色して世界に売ったもの
遠い演歌の聴こえてくるよな一画
みずゑかく ふゆをはじきし そのはだに 無音
横浜関内で、会社時代の先輩の方が水彩画を始め、グループ展を開いておられる案内状を頂いたので
出かけてきた。水彩画は昔、みずゑ と書いた様な時代もあった様な気がする。美術雑誌に「みずゑ」のタイトルのものがあったような記憶なのだが。水彩画は英国より入ってきた様なイメージが強い。
文字通り水に色がついて、その色が柔らかなソフトな紙に滲んでいくイメージがする。
いつか鎌倉で観た、志村ふくみさんの御兄様の描かれたような絵が会場で眼にとまった。
宗達のたらし込み技法と、染物屋の家業の話が何故か思いだされた。透明な水の中に染料が煙のように広がる世界。その染料の流れを柔らかな紙が掬いとる様な世界。そんな連想をしてしまった。
水彩画で描かれる光景は、何か湿度もある世界のが馴染む気がふと思った。
冬の日ざしはコントラストが強く素墨画の世界を西陽でつくりだす。
激しい寒さが日溜まりの白い建物に木陰をうつしだす。
みずゑかくひとのむれありひだまりに 無音
しろいぬくもり
脚は横浜橋商店街に今年も向かってしまった
ピンクの幟の彼方にアーケードは透けて見える
遠近法の画像を何故か思いだした
横浜写真は確かモノクロ写真に着色して世界に売ったもの
遠い演歌の聴こえてくるよな一画
みずゑかく ふゆをはじきし そのはだに 無音
2014-01-29 10:55
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昔、水彩絵の具をいじったことがことがあります。
(画を描くというレベルではありません)
同様に、色鉛筆やクレパスも、
果ては墨まで試しましたが、
どれも趣味レベルまでも到達しませんでした。
透明水彩はきれいですね、
今でも透明水彩には憧れがあり、
再度挑戦してみたいと思っています。
by 寂光 (2014-01-29 13:59)
寂光様
水彩画は、透明感がいいですね。絵の具の粒子が細かいので、光と影が軽やかに表現できそうですね。
色が重なり、滲む効果が一番好きです。
by SILENT (2014-01-30 13:38)