月兎 [物語]
月の兎の物語
今夜は満月に兎の姿が見えるだろうか
絵本にしてみたいと思っていた「月の兎」の物語。美しく感動的だが残酷で冷徹な眼差しにも感じる箇所が多い。優しさは厳しさでもあるのだ。
猿、狐、兎の3匹が、山の中で力尽きて倒れているみすぼらしい老人に出逢った。3匹は老人を助けようと考えた。猿は木の実を集め、狐は川から魚を捕り、それぞれ老人に食料として与えた。しかし兎だけは、どんなに苦労しても何も採ってくることができなかった。自分の非力さを嘆いた兎は、何とか老人を助けたいと考えた挙句、猿と狐に頼んで火を焚いてもらい、自らの身を食料として捧げるべく、火の中へ飛び込んだ。その姿を見た老人は、帝釈天としての正体を現し、兎の捨て身の慈悲行を後世まで伝えるため、兎を月へと昇らせた。月に見える兎の姿の周囲に煙状の影が見えるのは、兎が自らの身を焼いた際の煙だという。
この伝説は、仏教説話『ジャータカ』を発端とし、『今昔物語集』などを始めとして多く語られている。
また、月には本来ヒキガエルが棲むとされ(嫦娥伝説参照)、その「ヒキガエル」が転じて「兎」になったのではないか、という説もある。ヒキガエルを意味する「顧菟」の「菟」字が「兎」と誤認識されてそのまま定着したというものである。兎の横に見える影は臼で、中国では不老不死の薬の材料を手杵で打って粉にしているとされ、日本では餅をついている姿とされている。 以上ウイキペディアより。
8月20日午前、関空より臺湾高雄までの空の旅を楽しんだ。関空は開港してから早二十年を迎えるという。始めての関空からの旅だ。格安航空のチケットをネットで予約し、第二ターミナルからエアバスに乗り込む。
滑走路からタラップで機内に乗り込むのは、何か秘境に旅立つようで胸が躍る。搭乗手続きのチェックインカウンターも無人のマシーンが予約のバーコードを読み取り、さばさばした気分が心地よい。帰りの高雄国際空港はチェックイン作業が人間だった。今に無人操縦の機体に乗る様な時代も来るのだろうか。台風が去った空は一面の積乱雲の誕生する海だった。
天空を高速で飛行する、機体の中にいると窓の外の景色は静止した世界に見える。窓の目の前を遮るものがあれば超高速なのは判るのだろうが、遠く遥かな光景は静かな雲海と、大海原の世界。
巨大な積乱雲が多く現れ、遥か下の海岸線が見えて来た台南から高雄にかけての海岸線はウナギの養殖や、蛙の養殖、牡蠣や海産物の漁業が盛んなようで、生け簀が水田のように沢山の桝を輝かしていた。
降り立った高雄の空港は大陸や世界中からの人々でごった返す光景。でも殆どがアジアの人々なのでしょう。夏休みで子供達の移動も多い光景でした。
空港から地下鉄でホテルまでの移動をする。案内の「月台」プラットホームの掲示が目に入った。地上の駅でも大きな文字で「月台」の文字を見かける。今夜も臺湾の田舎の駅のプラットホームから仰ぐ満月の姿は、最高の月見台だと思う。
ホテルに入ったのは夕方、部屋の窓から地上を見ると、メダカの様なオートバイの群れ、汽車とは臺湾では自動車の事。今回アイホンでタイムラプス撮影を楽しむ事が、一つの目的だった。一秒間置のシャッター感覚で賑やかで喧騒の街を撮りたいと願っての旅でした。
高雄のホテルの8階の部屋から見おろす光景。4連泊この宿にいて定点観測を窓の外に求めました。赤いパラソル下では日曜日以外はこのホテルの前で朝食や、総菜を売るおばさん。午前六時頃には自転車でやってきて店を出しています。隣りのホテルは7階あたりにプールを設けていて見おろす光景の中に、家族連れや、女子カップルのプールでの撮影風景や、朝に鳩がプールの水を飲む光景も眺められました。此の日は地元の人達が行く夕食の会場へ出かけました。次回に続きます。
今夜は満月に兎の姿が見えるだろうか
絵本にしてみたいと思っていた「月の兎」の物語。美しく感動的だが残酷で冷徹な眼差しにも感じる箇所が多い。優しさは厳しさでもあるのだ。
猿、狐、兎の3匹が、山の中で力尽きて倒れているみすぼらしい老人に出逢った。3匹は老人を助けようと考えた。猿は木の実を集め、狐は川から魚を捕り、それぞれ老人に食料として与えた。しかし兎だけは、どんなに苦労しても何も採ってくることができなかった。自分の非力さを嘆いた兎は、何とか老人を助けたいと考えた挙句、猿と狐に頼んで火を焚いてもらい、自らの身を食料として捧げるべく、火の中へ飛び込んだ。その姿を見た老人は、帝釈天としての正体を現し、兎の捨て身の慈悲行を後世まで伝えるため、兎を月へと昇らせた。月に見える兎の姿の周囲に煙状の影が見えるのは、兎が自らの身を焼いた際の煙だという。
この伝説は、仏教説話『ジャータカ』を発端とし、『今昔物語集』などを始めとして多く語られている。
また、月には本来ヒキガエルが棲むとされ(嫦娥伝説参照)、その「ヒキガエル」が転じて「兎」になったのではないか、という説もある。ヒキガエルを意味する「顧菟」の「菟」字が「兎」と誤認識されてそのまま定着したというものである。兎の横に見える影は臼で、中国では不老不死の薬の材料を手杵で打って粉にしているとされ、日本では餅をついている姿とされている。 以上ウイキペディアより。
8月20日午前、関空より臺湾高雄までの空の旅を楽しんだ。関空は開港してから早二十年を迎えるという。始めての関空からの旅だ。格安航空のチケットをネットで予約し、第二ターミナルからエアバスに乗り込む。
滑走路からタラップで機内に乗り込むのは、何か秘境に旅立つようで胸が躍る。搭乗手続きのチェックインカウンターも無人のマシーンが予約のバーコードを読み取り、さばさばした気分が心地よい。帰りの高雄国際空港はチェックイン作業が人間だった。今に無人操縦の機体に乗る様な時代も来るのだろうか。台風が去った空は一面の積乱雲の誕生する海だった。
天空を高速で飛行する、機体の中にいると窓の外の景色は静止した世界に見える。窓の目の前を遮るものがあれば超高速なのは判るのだろうが、遠く遥かな光景は静かな雲海と、大海原の世界。
巨大な積乱雲が多く現れ、遥か下の海岸線が見えて来た台南から高雄にかけての海岸線はウナギの養殖や、蛙の養殖、牡蠣や海産物の漁業が盛んなようで、生け簀が水田のように沢山の桝を輝かしていた。
降り立った高雄の空港は大陸や世界中からの人々でごった返す光景。でも殆どがアジアの人々なのでしょう。夏休みで子供達の移動も多い光景でした。
空港から地下鉄でホテルまでの移動をする。案内の「月台」プラットホームの掲示が目に入った。地上の駅でも大きな文字で「月台」の文字を見かける。今夜も臺湾の田舎の駅のプラットホームから仰ぐ満月の姿は、最高の月見台だと思う。
ホテルに入ったのは夕方、部屋の窓から地上を見ると、メダカの様なオートバイの群れ、汽車とは臺湾では自動車の事。今回アイホンでタイムラプス撮影を楽しむ事が、一つの目的だった。一秒間置のシャッター感覚で賑やかで喧騒の街を撮りたいと願っての旅でした。
高雄のホテルの8階の部屋から見おろす光景。4連泊この宿にいて定点観測を窓の外に求めました。赤いパラソル下では日曜日以外はこのホテルの前で朝食や、総菜を売るおばさん。午前六時頃には自転車でやってきて店を出しています。隣りのホテルは7階あたりにプールを設けていて見おろす光景の中に、家族連れや、女子カップルのプールでの撮影風景や、朝に鳩がプールの水を飲む光景も眺められました。此の日は地元の人達が行く夕食の会場へ出かけました。次回に続きます。
2014-09-09 15:55
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コメント(3)
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昨日も今日も満月見ました。
湿気がなくなてきた空に
くっきり輝いています。
by そらへい (2014-09-09 20:46)
すごい伝説があるんですね。
今まではうさぎがいるとだけ思って見ていましたが、これからは月が別のものに見えるかも。
by 斗夢 (2014-09-10 06:41)
台湾の旅の写真コレから楽しみです。高雄行きたいなぁ。
by シルフ (2014-09-10 07:52)