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二月二十四日 [海]

江ノ島と茅ヶ崎の烏帽子岩方面を望遠レンズで撮った。35ミリ換算で1000ミリクラスだったか忘れました。500ミリのレフレックスレンズに二倍のコンバータ使用だったか。最近ではシネレンズで1300ミリ相当の画角も狙えるが手持ち撮影は難しい。江ノ島まで撮影地点から何キロあるだろうか。はるか手前右手に茅ヶ崎の烏帽子岩が見えるが、昔は姥島とも呼ばれていたという。この姥島付近の漁業権を巡って伊豆の漁師と、茅ヶ崎の漁師が争ったという江戸時代だったかの話だが、裁きがあり茅ヶ崎の漁師が勝ったという。その裁きで茅ヶ崎で詠まれた和歌が決め手になっっという。今では直線距離では圧倒的に茅ヶ崎が姥島の沖で近距離あることはわかるが、漁業権は昔は違う判定が働いたのだろう。島を巡り国境も定める、そんな時代感覚も何か時代遅れの気がするが、世界中で国家をめぐる紛争はまさに戦中、戦前の様相が濃い。日本も戦後という言葉に安穏とするのでなく、今新たな戦いの、「戦前」に生きていることを自覚しなければとも思う。数ヶ月前に読んだ「残酷平和論」鴨志田恵一著を思い出す。『戦争と平和はコインの裏表のように一瞬でひっくり返る。しかしコインには裏表だけではなく側面も必ずある。それは戦争でも平和でもない「中間状態」であって、実はこの中間状態こそが歴史の本体であり、このことをもっと積極的に考え、、、、コインそのものが国民なのですから、もっと賢く現実的に生きることを真正面に考え、偽政者たちに政治や制度作りをずっと任せてきた結果のことと』『コインの側面を厚くして、時代を第三の側面が長続きするように努力する。』何か救われる本でした。
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