三月十五日 [俳句]
擦りゆけど蹠は減らず西行忌 中原道夫
いかに旅を続けて、藁草履の底はすり減っても、わが足の底は減っていない。身を削り心を捨てて旅というものは何なのか西行法師に訪ねたい。
何冊か中原道夫さんの句集は持っていますが、俳句日記の三月十五日から抜粋させていただきました。初めて出会った句、「瀧壺に瀧活けてある眺めかな」の一句が鮮烈で忘れられません。今も白い花を満開にした瀧が青空に向かい活けられている姿を豪快に思い浮かべると喜ばしい気になります。
もう一句 「右は奈良左は奈落さくらがり」
もうすぐ「花」の季節です
花といえば、桜 日本では10種
世界には100種の桜があるそうです
確か 薔薇科でしたっけ
枝垂れ桜は、枝を地面に向かわせる奇形腫だと読んだことがあります。
人も年をとると手を落として歩きます。老木は枝を支えきれず枝を垂れるようになるとも聞きました。満月の夜の桜は、生命力に満ちとても美しいと言います。何か素直に以上のことが心に染みる季節です。
隧道をぬけてくろぐろ花の雨 ムオン
2015-03-15 14:03
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コメント(4)
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確かに春といえば桜。
by lamer (2015-03-15 16:26)
今晩は!
ご訪問&nice有難うございます!!
by シラネアオイ (2015-03-15 18:40)
ご訪問いただき有難うございます
by セイミー (2015-03-15 20:08)
lamerさま
桜が種類や場所によって咲き始める時期が違い、結構桜を楽しめる時期は長いですね。
シラネアオイさま
niceありがとうございます
セイミーさま
お越しくださりありがとうございます
by SILENT (2015-03-23 10:52)