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11月06日 [写真]

大磯町にある旧吉田茂邸を訪れ庭を散策。
兜門を望む
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J.F.Kenedyと名のある白薔薇は、吉田邸にて
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プリンセスミチコ
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バラの香りは英国時代のが香りが強かったと吉田邸の主人は言っていたという。
復刻された薔薇園の香りも優しく仄かな香りが漂っていた。
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庭一面のツワブキの花も冬の訪れを告げている。
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萩の花も妖艶に咲く
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東海道の家々を赤を基調にスナップして帰る
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濃い緑を基調に街道の家
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11月05日 [写真]

今日はペンタックスQをお供に町の郷土資料館まで散歩した。
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大磯の裏駅から望む岩崎山、岩崎は岩崎弥之助の別荘がこの地大磯にあったから。以前は愛宕山と呼ばれていたそうだ。岩崎の別荘が明治時代に出来てから愛宕山にあった愛宕神社は西に移られたようだ。
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東小磯の旧別荘街を抜ける道
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別荘地帯を抜けると田園風景が広がる西小磯あたり
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東海道線の列車が走ってくる。小田原に向かう列車の全貌を見せる光景。
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田園地帯を歩く
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また東海道線
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錆びた用水と田園
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土地神様
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キャベツ畑が続く
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以下郷土資料館から旧吉田茂邸まで歩く。コスモスの花と吉田茂邸のバラ園のバラを撮る
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旧吉田茂邸は火災で消失したが再建して、来年お目見えとか。
見学者が吉田邸の中へ入って行く。

11月02日 [写真]

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Focusというアプリをスマホで買った。スマホのカメラでボカシを加えることが、スマホの画面から、暈しの状態を確認しながら撮影できるという。重い一眼レフのデジタルカメラを持ち出さなくても、手軽にスナップ出来る。フィルムカメラも好きで、スマホにはデジタルな露出計アプリが二台。昔の露出計が二台ある。フィルムカメラには夏にフィルムを入れたままのカメラが机上にある。フィルムの世界は撮るのに気合いがいる。
以下はソフト使用の画像

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フォーカスを夏から秋の空にかへ   無音
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10月10日 [写真]

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80年以上前のカメラで前のレンズを外して、クローズアップで撮りました。
秋はもう始まっています。

10月04日 [写真]

今日は、数時間前に、江ノ島の見える134号線を通過しました。秋雨前線の影響か、今日も雨です。
ここ数日事前投稿が、続いています。何か思ってブログに打ち込んだ時の時刻と、投稿した時刻、掲載開始の時刻と三段階の時間のズレを想いました。
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時間と写真の本質は何か。
江ノ島方面の魚屋で、小柱を買いました。
昼には素麺を茹で、茗荷とおろしに、貝柱を載せて食べました。
暮れになると、贅沢をと日本橋砂場で食べた、霰そばを思い出しました。温かなつゆ蕎麦に、たっぷりの小柱だけが霰のように載った、細やかな贅沢の粋な蕎麦です。
食べ終わり、店の戸を開けると小雪が散らつく光景だったら最高の季節限定。
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机の上の、写真展の図録が二冊並びました。
東京下町出身でニューヨークで育った写真家、杉本博司さん、アメリカの日系一世二世達の収容所の作品と、歴史。
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今まで外側から見なかった、何か深いモノが感じられて来るのです。
画像は、二冊の図録から。

以下 杉本博司 ロストヒューマン展から

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同展より

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以下 尊厳の芸術展より

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二つの祖国
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10月03日 [写真]

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10月1日は都民の日、あちこちで入場が無料になる催しがあった。同時に中国の国慶節の時期、都内の人出を覚悟しながら、恵比寿にある都立写真美術館を覗いてきた。開館して20年位だが今年9月に大幅にリニュアルして新たに特別企画展「杉本博司 ロストヒューマン」展を開催していた。
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最近この閉じ方だと180度図録を開けるので心地よい。糸で閉じたものを何層にも重ね、古くからある古典的な趣も感じる装丁だ。
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20代でニューヨークで写真活動を始めた、写真家の仕事を見たくて会場を散策した。人類と文明の終焉というテーマは重い。会場内の使い古した大きな波板のトタンの壁が、何か戦後のバラック建築の空間に入り込んだようで凄い。錆びたトタンフェチの自分としては嬉しいのだが、気が重くなる部屋のように仕切られたトタン張りの空間に重い空気が張り詰める。紙切れに書かれた遺書めいたものが全て違う筆跡で各展示にそっとおかれている。

今日世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない

写真家は、私は言葉が語る情報より、ものが語りかけてくる気配により耳を語りかけてくるようになった。何故ならモノは嘘をつかないからだ。
石器時代の磨製石器から、現代のチップまで、モノは何かを私に語りかけてくる。私はいわばモノの語りかけてくる声を聞くことによって、人類史を再読してみたいと思った。


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新作の廃墟劇場が素晴らしい。アメリカの国民たちが建国以来映画館をここまで見事に作り上げ、それが廃墟になる時間を思う。

廃墟になっても国土の広いアメリカはそのまま劇場が残っているのだろう。

上映時間2時間の映画を新たに、スクリーンを張ってその時間のスクリーンの光だけで撮影をしてフィルム写真の作品を作られたのだという。

映画は2時間で約17万枚のカットからできていると言う。その17万枚の写真を撮ることを夢想してシャッターを切ったという。
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2時間の長時間露光が捉えた大型カメラによる作品。展示の床には上映された作品のタイトルと内容が記されていた。
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白いスクリーンが発光するようにせまってくる。多くの観客のさんざめきと重なる廃墟の劇場、それを見る現代の人々。

まだ世界は死んではいない
まだ明日世界はあるのだろうか

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アメリカの象徴キャンベルトマトスープの缶の方がアンディウオーフォールの作品の高くなる未来がといった比喩のコメントもあり、缶も輝く。


9月13日 [写真]

最近はモノクロームの写真に、興味があります。網戸を通して写真を撮ると、様々な効果が見えてきます。霧のような紗をかけたソフトフォーカスのような世界。邪魔だと思っていた網戸が不思議な映像を産んでくれます。


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網戸抜け秋の光と風の去り むおん

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9月06日 [写真]

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ヴェストポケットコダックVEST POCKET KODAK
1915年ROCHESTER USAで製造された、コダック社のカメラ。
今から実に100年の昔のカメラで、日本では大正時代の話、アメリカで
145万台もの生産台数で、安いことが普及の原因になったそうです。
日本では、愛用者に野口英世さんとか竹下夢二さんなどがいるそうです。

このカメラのシリアルナンバーは40万台で、カメラの裏蓋にVEST POCKET AUTOGRAPHIC KODAKと刻まれ下に素敵な彫り物のペンが付いています。この部分の裏蓋を開けるとフィルムの面の裏紙にカーボン紙が使われ、ペンで書き込みした部分が感光したさいには文字が浮き出るしくみだったそうです。撮影中のコマ数に文字で日ずけや撮影メモを入れられる機構です。
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エナメルの黒の質感で、日本の漆を思わせる質感、当時は「つるたん」と呼ばれツヤのあるボディからその後、生地にテクスチャーがつけられていったそうです。ベストのポケットにも入るというコンセプトの手の平サイズのコンパクトカメラ、超緻密な出来上がりで手もとのアイフォンを100年後には作った国の凄さが実感できます。

そう此のカメラストラップのアイレットが無いんです。革のケースに入れて使うのが前提だったようですが。剥き出しのままのがアイホンのようで
かっこいい佇まいなんです。アイホンのカバーを何でしてしまうのかわからなかったジョブス氏の気持ちがわかります。

今でも此のカメラは現役です。埃のついていたレンズに、曇っていたファインダーをきれいな布で拭き取って、掃除をしました裏窓の丸い円盤を外しそこに現代のデジカメのボデーを密着させるとデジタルの素子面に画像が結ばれます。

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1915年の大正4年、100年前の世界はどんなだったか調べました。資生堂が、花椿の商標を採用した年。ツエッペリン飛行船ロンドンを空襲。芥川龍之介「羅生門」発表。日本に大戦景気が貿易黒字一億七千五百八十五万円。ベルリンオリンピック中止。ダダイズム運動。真空管ラジオ登場。
邦文タイプライター発明。太平洋横断無線電話の実験成功。
ベルの指導下に置いて大陸横断電話開通。
東京駅から東京鉄道郵便局までの地下鉄開通。猪苗代水力発電所竣工、世界第3位の長距離送電。サマセットモーム作人間の絆。

以上「情報の歴史」松岡正剛監修よりの引用

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ペンの螺旋状に装飾されたデザインは、日本のシャープペンシルのデザインとも似通ったものも感じます。アールヌーボーとか東洋調の装飾が生かされているようにも感じてしまうのですが。
兎に角素敵なペンです。

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8月19日 [写真]

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暑さが続きます。今日はカキ氷と梅にシロップで、凉をとりました。
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8月13日 [写真]

人間の眼は不思議だ。否脳が眼からの信号を処理する技なのだろうが、凄い。
何が凄いかとは、オートフォーカスレンズのカメラの動作を見ているとわかる。ロボットの様な機械音でレンズが回転し前後にピントを調整し、狙ったモノへと一瞬で焦点を結ぶ。最近のカメラは無音で一瞬に焦点を結びピントを合わす。レンズが動くとその先に焦点を素早く結ぶ。時々カメラの動作が遅くピントを結ばないことがあると嬉しくなる。焦点のぼけた何ものかわからぬ世界。好きな世界だ。

人間の眼は、カメラの眼より素晴らしい程スムースに見るという行為を完遂する。途切れなく自然に遠くのものからごく至近距離までピントの移動を滑らかに行なう。近くを見て遠くのものがボケて見えることなど無いのは、物凄い脳の進化の賜物なのか。球形の網膜に映る光景は四角な画面では無いだろう。カメラが発明され、それ以前の絵画の額縁の四角からか、人は世界を四角で切り取ることに慣れてしまった。

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朝の光の中で観る、四角い家の中の漆喰壁は、豆腐の感触の様にも思えた。

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漆喰に藁のかけらが語る夏 無音





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青の暈しの麻の蚊帳を、カーテンに仕立てて夏を乗り切っている。温暖化の国になり、冬場も蚊帳のカーテンはそのままになっているのだが。

子供の頃、田舎で蛍をとって持ち帰り、蚊帳の中に放した。翌朝蛍は、蒲団の上で動かなかった。
子供心に、命の儚さを知った様な気がした。数日後の朝、蚊帳の中に手のひらに乗るほどのカラス色した小蛇が、蒲団の真ん中にいた。何が座敷童子が変身してやってきた様な奇妙な世界の朝だった。



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蚊帳越しの光景や、格子越しの室内の光景など、前に遮る物がある光景が好きだ。
ベール越しの存在が、当たり前になっている世の中のせいだろうか。
空気の様なものも、確かに変化を見せて存在し、その存在を人間は疎かにしてきたと思う。
その存在とは、情緒というものなのだろうか。

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