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9月05日 [花]

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新しいキーボードを買いました。Buffaloの厚さ⒋5ミリの薄型ワイアレス。メモ帳に書き込んでからソネブロノページニハリツケマス。
打ち込み途中で落ちてしまう現象はこれで防げるでしょうか。
キーボードに慣れるまでは読みにくい文章が続くかも知れません。

タブレットにある画面のキーボードでもいいのですが、キータッチがあると何か世界が違います。キーボどの質量152g、情報社会とは限りなく質量が0グラムへ向かう世界なんですね。

今年の夏今朝も何回目の朝顔が咲きました。

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8月31日 [花]

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何の花かわからない。
その名を知ってどうだというのか。
人が花を愛でるのはどうしてか。
花でなく実や葉や他の部分も、充分見事だ。
花屋はあるが、葉物屋や実物屋はない。
花が愛でられるのは、盛りのとき。
枯れた花や、蕾の硬いうちは、見向きもされない。

人は花に何を観るのか?


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8月21日 [花]

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ブログの書き込みには、他の編集者や、管理人に干渉されることなく、検閲にかからず、掲載されているのか。
検閲という仕事で、悲惨で非情な記事を削除する仕事で精神状態が最悪となった話を聞いた事がある。
悲惨で非情な記事というジャッジの線引きも難しいだろうが。

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葛の花を、路上で拾った。
香りが頭上の葛の葉の茂みから降り注いでくる。足元には今しがた舞い降りた花。

心月という言葉を最近知った。こころづき、悟りを開いたこと。我が心の月。月と宇宙と同じ世界に我が身もある。

    ココロヅキ八月の月朝のソラ  無音


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     葛の葉蔭に老狐の眼ひとつ  無音





8月11日 [花]

布袋葵の花が咲いた。1日限りの花の命。浮き袋のある草の本体は生命力溢れて元気。

    浮いて来い我が手飛び出し天を突け   無音

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   浮いてこい沈む政府にさらばして  無音


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7月31日 [花]

昨夜は夏空に巨大な火の花を見た。

華火は蕾 音の遅れて秋近し 無音

我が家の犬は、気の毒なほど大地の振動に脅えて
この世の終わりのような響きに耳を閉ざしたり










驚きは一瞬なれど永遠の夏 無音






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夏の夜に命満開のちの夢 無音






7月01日 [花]

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ホテイアオイの花が咲いた。デジカメのカラーでの再現は難しい。紫から青にかけてのディスプレー上の再現は、彩度も含め難しい。















淡色のみずもの日傘くるくるり 無音











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5月23日 [花]

近所に昼顔が咲きだしたので一枝拝借。鳥籠の中に放った。羽を広げ薄紅色の昼顔は恨めしそうに外を眺める。竹の格子の向こうとこちら側はひっくり返れば、中が外、外が中の世界。



       


     籠の鳥薄紅色の夏となる  むおん




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    花みれば檻消えたりし初夏のひと   むおん






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  昼顔の格子の影に夏光る  ムオン

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  鉄格子の中の女死刑囚の夏 ムオン

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  飴玉一つもらい花開く夏   ムオン


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 サミットも囲いの中のセコイ夏  ムオン

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  禁断の花弁食べしは夏狐   ムオン

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  天から昼顔へ催促状の下る夏  ムオン

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  籠の花向こう側にも夏がある ムオン

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  銀花とう香りの花の夏の宵 ムオン

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  籠を開け花びらはなつ夏花の鳥  ムオン


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5月21日 [花]

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旧吉田茂邸まで散歩で出かけた。薔薇を愛した吉田茂元首相は、倫敦滞在中にその美しさに惚れたのだろうか。大磯の自宅の薔薇園の薔薇は、ロンドンより香りが薄いねと、話されていたそうだ。最近そのバラ園の小さなものの復活があり、ゆかりの薔薇たちが丁寧に手入れをされ咲き誇っている。我が家で唯一の薔薇のプリンセスミチコは、ハマナスの花に似た濃いオレンジの花弁が特徴だ。


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5月17日 [花]

こころはどこから来てどこへ行くのか 岩波書店刊で、河合俊雄さんが、日本の内面化の特徴を「ミニチュア化」と名付けているのが興味深い。
庭園や茶道、盆栽や生け花など、自然を加工し、サイズを小さくして内面化することが進化してきたと言います。

私の俳句の先生は、俳句の中に遠景、中景、近景の描写がどう配置されるかを常々気をくばるように言われます。浮世絵では極端な近景と、隣りに遠景が来ることで西洋にないインパクトのある世界が生まれました。現代では超広角レンズでこの世界は不自然に思えないほど目にします。
ミニチュア化された世界は、自然との決定的な分離や否定、さらには自然の支配は行わないけど、内面化で、こころを象徴する世界を築き上げてきたと河合俊雄さんは、いいます。

京都の街には狭い間口の奥深い家がありますが、間口の経済的な問題でなく、ある種隠されたものが、そこから死者たちの還っていく遠くの山を仰ぎ見てつながることもできる世界といわれます。

ブログに花の写真を多く載せる方が多いのも、日本人のミニチュア化された世界の現在形でないかというきがします。食のレポートの画面も同じようなミニチュア系では。日本では食玩という技術も世界に誇ります。

そういう自分も子供の頃、「ガリバー旅行記」の絵本がすきでした。ガリバーより小人達の世界のが興味深いものがありました。


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箱庭に行水する人遥か下 ムオン





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5月15日 [花]

岩波書店の「こころはどこから来て どこへ行くのか」を読んでいる。目から鱗がポロポロ落ちるようで、痛快な本だ。中沢新一氏の、ブリコラージュの話が面白い。常に古い資材を再利用して、組み合わせを変化させるだけで、新しい神話を生み出す。芸術に関しても同様にブリコラージュが働き、進化の過程で大活躍してきた。

進化は、新たな特定の機能を生み出す度に、新しい特別な分子を創造するのではない。
手持ちの遺伝子をその時々でわずかに違った様式で繰り返し再利用しているだけである。

すべての生物が、自分の細胞や脳の中で見つけられる出来合いの素材にブリコラージュを施す事により、新しい機能を引き出してきたそうです。

ブリコラージュとは何か?興味がつのります。image.jpeg

下條信輔さんの、色の来歴という話も、面白い。
仏教でいう、因縁に近い話なのだそうです。
人の目が、色を感じるとは、長い歴史があります。
人の顔を見て、その肌色に潜む情報の下りでは、なぜ顔には毛髪がなくなったのかと話が続きます。
顔認識が拡まる時代。
花の顔も何か不思議に見えて来ました。

常々「見立て」という言葉が気になっていました。ものに、人が感じる能力。見立てと、ブリコラージュよく考えてみたいと、思うようになった本でした。

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があべらの立夏の空を共に観る 無音




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