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4月27日 [世界]

単眼の大口径レンズで夕方の庭先を見る。何枚ものレイヤーが画面を切り取るように、カメラのレンズがカミソリの刃のような画面を切り替えていく。竹すだれのレイヤー、網戸のレイヤー、その外の青い網のレイヤー。全てが重なり不思議な世界を浮かばせている。

人の目は絶えず動きこの世界を視つめて、脳に送っていることに驚嘆する。画像はそのままでなく脳で処理されているという不思議な世界。見つめているものは何なのか。それはどう再現されているのか。

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  御簾ごしの外にはほのか春の夕   むおん

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  網戸に捕まる春の心を睨む    むおん

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   ちり取の春の心を連れてくる   むおん


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    明かりが灯るのは春のきた家 むおん

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    手作りの針金引けば春灯り   むおん


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