九月二十日 [世界]
今朝の朝刊を見て驚いた。安保法の全体像、10の法律を一括改正。こんなに沢山あるのですか。
今更驚く方がおかしい。でもおかしいなんで朝刊にこんなにわかりやすく10の法律がコメント。
マスコミも今まで何を報道してきたのか。こちらの目が節穴だったのか。
今の政党を選挙で支持した人々がいるから現在に至ったのは自明のこと。支持した人は安保法の支持ではなくアベノミクスで日本が豊かになること。経済が活性化することを望み戦争に加担することは選ばなかったはずといっても、もう遅い。これからどうする。民主主義が芽生えたのなら今からでも遅くはない。この国は政治家たちや官僚なためにあるのではないのだから。
剥製の鳥だがまるで生きているよう。死者たちもこの国の未来を見つめている。暴力で奪い取った法律は、議論によって生まれる法律に変わる時代がくるだろう。70年間の戦後が、戦前への道に行き着かないように、もう一度100年の過去を振り返り、戦後100年を平和な世界で迎えたいと希望し、祈り、歩み出そうと思う。この国を生き抜いた死者たちの為にも。
彼岸より託されし平和汚すなかれ むおん
九月十九日 [かたち]
九月十八日 [人]
昨日の参議院の状況をテレビで見て、議長が賛成派からも反対派からも持ち上げられたり、こき下ろされたり厳しい立場の表情を映し出していた。議員の一人が「議長あなたは何処からかの圧力に屈したのですか?」と叫んだのと、強行採決の場に「自民党は今死んだ!」の議場での紙の文字が強烈な印象として残った。
久しぶりに犬笛を磨いた。人の耳には聞こえにくい周波数の犬笛。人間たちの叫びが犬たちや人の他の生き物に、数100倍数1000倍の音となって聞こえているのだろう。
人は、近ずく未来の音が聞こえないと言ってはならない。耳をすませば聞こえない音も見えるのだから。
新也トークからの引用 以下ネットから
今週の安保法制(集団的自衛権)成立に向けて視野に入れておくべきこと。(CatWalkより転載)
東日本大震災の折もそうだが、今回の鬼怒川水害においていつもながら献身的な活動をする自衛隊員の姿を見ながら、不穏な映像が頭を過ぎってしまう。
おそらく今週強行採決によって成立する集団的自衛権によってこれらの一途な青年たちが幾年か後にはアメリカの補填兵として戦争に加担させられ、犬死にする姿と二重写しに見えてしまうのである。
安倍政権というのは先の参議院選のおりにも「ねじれ国会」という造語を編み出したように、小手先の言葉の詐術に長けており、この集団的自衛権という言葉もまた詐術のひとつだった。
いかにも自分の国を守るための同盟と聞こえて来る集団的自衛権(積極的平和主義)という言葉も政権側が用意した洗脳用語であり、実情は「集団的進攻権」「集団的交戦権」あるいは「集団的共闘権」というべきものである。
そしてそういった用語変換をするまでもなく、ある意味で「集団的自衛権」という言葉の中にすでにアメリカとの共闘が含まれているとも言える。
私たちがこれまで使って来ている集団的自衛権という言葉は“日本を守る”が主語となったあくまで日本側からの視点であり、逆の視点が抜け落ちているのである。
つまりアメリカ側の主語として集団的自衛権という言葉を解釈するなら“アメリカを守る”ための協定となるわけであり、つまりアメリカの戦争に加担するという意味になるわけだ。
その他者側からの視点が抜け落ちているのがいかにも平和ボケ国家らしい。
そのようにアメリカにおいてもこれがアメリカを守る集団的自衛権であることをはっきりと指し示したのが4月29日のアメリカ議会における安倍演説ののち、5月13日に出たアメリカの右派新聞、星条旗新聞の記事だった。
安倍はオスプレイ購入3、600億のご褒美によってアメリカ議会演説を与えられ、得意満面で次のような背中がむずがゆくなるような結びの言葉を述べている。
「米国が世界に与える最良の資産、それは、昔も、今も、将来も、希望であった、希望である、希望でなくてはなりません。米国国民を代表する皆様。私たちの同盟を“希望の同盟”と呼びましょう。アメリカと日本、力を合わせ、世界をもっとはるかに良い場所にしていこうではありませんか。“希望の同盟!”。一緒でなら、きっとできます。ありがとうございました。」
この言葉に隠れている本質は以下のようになる。
「米国が世界に与えた罪科、それは、昔も、今も、将来も、他国における戦争であった、戦争である、そして覇権でなくてはなりません。米国国民を代表する皆様。私たちの同盟を“戦争のための同盟”と呼びましょう。アメリカと日本、力を合わせ、世界をもっとはるかにアメリカ的なる場所にしていこうではありませんか。“戦争の同盟!”。一緒でなら、きっとできます。ありがとうございました。」
安倍演説から2週間後の5月13日、この協定がアメリカのものであることを証明するアメリカの右派新聞「星条旗新聞」においてあまりにも露骨な、というよりいかにもアメリカ人らしい他者を無視した無邪気な、本音論評が出た。
すでにアメリカでは来年度2016年の国防予算と兵士4万人の削減が日本の安保法制(集団的自衛権)成立を前提に組まれているとそこには書かれている。
戦費拡大に困窮したアメリカは軍の海外活動を縮小し、軍事力は海軍と空軍だけに集中。
縮小する陸軍は日本の自衛隊に肩代わりさせるという内容になっているのである。
一見難航しているように見える安保法制の審議についてもご丁寧に「野党がいかに激しく反発しても関係なく、与党は法案を可決するために十分な議席を持っています」という旨の記述まである。
http://www.stripes.com/news/pacific/us-defense-budget-already-counting-on-japan-self-defense-plan-1.346012
兵士4万人の削減(文官1万7000人も削減)というのは軍事面に明るい人に聞くと兵士の数は49万人から約45万人に減り、第2次世界大戦以降最低の水準になるということでこれは大変なことらしい。
安倍はアメリカ艦船に乗せられて海外から避難する日本家族などのイラストで“甘っちょろい”自衛論を展開したわけだが、このアメリカという国は非常に緻密かつ冷酷に日本の若者の徴用計画を着々と練っていたわけだ。
犬笛で九月の叫びきくカラス 無音
久しぶりに犬笛を磨いた。人の耳には聞こえにくい周波数の犬笛。人間たちの叫びが犬たちや人の他の生き物に、数100倍数1000倍の音となって聞こえているのだろう。
人は、近ずく未来の音が聞こえないと言ってはならない。耳をすませば聞こえない音も見えるのだから。
新也トークからの引用 以下ネットから
今週の安保法制(集団的自衛権)成立に向けて視野に入れておくべきこと。(CatWalkより転載)
東日本大震災の折もそうだが、今回の鬼怒川水害においていつもながら献身的な活動をする自衛隊員の姿を見ながら、不穏な映像が頭を過ぎってしまう。
おそらく今週強行採決によって成立する集団的自衛権によってこれらの一途な青年たちが幾年か後にはアメリカの補填兵として戦争に加担させられ、犬死にする姿と二重写しに見えてしまうのである。
安倍政権というのは先の参議院選のおりにも「ねじれ国会」という造語を編み出したように、小手先の言葉の詐術に長けており、この集団的自衛権という言葉もまた詐術のひとつだった。
いかにも自分の国を守るための同盟と聞こえて来る集団的自衛権(積極的平和主義)という言葉も政権側が用意した洗脳用語であり、実情は「集団的進攻権」「集団的交戦権」あるいは「集団的共闘権」というべきものである。
そしてそういった用語変換をするまでもなく、ある意味で「集団的自衛権」という言葉の中にすでにアメリカとの共闘が含まれているとも言える。
私たちがこれまで使って来ている集団的自衛権という言葉は“日本を守る”が主語となったあくまで日本側からの視点であり、逆の視点が抜け落ちているのである。
つまりアメリカ側の主語として集団的自衛権という言葉を解釈するなら“アメリカを守る”ための協定となるわけであり、つまりアメリカの戦争に加担するという意味になるわけだ。
その他者側からの視点が抜け落ちているのがいかにも平和ボケ国家らしい。
そのようにアメリカにおいてもこれがアメリカを守る集団的自衛権であることをはっきりと指し示したのが4月29日のアメリカ議会における安倍演説ののち、5月13日に出たアメリカの右派新聞、星条旗新聞の記事だった。
安倍はオスプレイ購入3、600億のご褒美によってアメリカ議会演説を与えられ、得意満面で次のような背中がむずがゆくなるような結びの言葉を述べている。
「米国が世界に与える最良の資産、それは、昔も、今も、将来も、希望であった、希望である、希望でなくてはなりません。米国国民を代表する皆様。私たちの同盟を“希望の同盟”と呼びましょう。アメリカと日本、力を合わせ、世界をもっとはるかに良い場所にしていこうではありませんか。“希望の同盟!”。一緒でなら、きっとできます。ありがとうございました。」
この言葉に隠れている本質は以下のようになる。
「米国が世界に与えた罪科、それは、昔も、今も、将来も、他国における戦争であった、戦争である、そして覇権でなくてはなりません。米国国民を代表する皆様。私たちの同盟を“戦争のための同盟”と呼びましょう。アメリカと日本、力を合わせ、世界をもっとはるかにアメリカ的なる場所にしていこうではありませんか。“戦争の同盟!”。一緒でなら、きっとできます。ありがとうございました。」
安倍演説から2週間後の5月13日、この協定がアメリカのものであることを証明するアメリカの右派新聞「星条旗新聞」においてあまりにも露骨な、というよりいかにもアメリカ人らしい他者を無視した無邪気な、本音論評が出た。
すでにアメリカでは来年度2016年の国防予算と兵士4万人の削減が日本の安保法制(集団的自衛権)成立を前提に組まれているとそこには書かれている。
戦費拡大に困窮したアメリカは軍の海外活動を縮小し、軍事力は海軍と空軍だけに集中。
縮小する陸軍は日本の自衛隊に肩代わりさせるという内容になっているのである。
一見難航しているように見える安保法制の審議についてもご丁寧に「野党がいかに激しく反発しても関係なく、与党は法案を可決するために十分な議席を持っています」という旨の記述まである。
http://www.stripes.com/news/pacific/us-defense-budget-already-counting-on-japan-self-defense-plan-1.346012
兵士4万人の削減(文官1万7000人も削減)というのは軍事面に明るい人に聞くと兵士の数は49万人から約45万人に減り、第2次世界大戦以降最低の水準になるということでこれは大変なことらしい。
安倍はアメリカ艦船に乗せられて海外から避難する日本家族などのイラストで“甘っちょろい”自衛論を展開したわけだが、このアメリカという国は非常に緻密かつ冷酷に日本の若者の徴用計画を着々と練っていたわけだ。
犬笛で九月の叫びきくカラス 無音
九月十七日 [世界]
九月十六日 [花]
九月十四日 [色]
九月十三日 [色]
数日前の夕焼け。これから夕焼けの美しい季節です。黄昏時間も早くなりますが、好きな時間です。黄昏時とは、誰ぞ彼は という事からできたという説好きです。かわたれ時という言葉もあったそうです。彼は誰ぞ 夕闇迫り向こうから来る人が、誰か彼かわかりにくい時間。老眼の視力も弱った自分には、魔物がやってきてすれ違う時間にも思えますが、とにかく好きな時間です。
夕焼けの彼方の国飛ぶ蜜柑 ムオン
昭和14年(1939)湘南大磯地方のみかん豊作。年額250万円の当たり年。
蜜柑の生産地としては、日本では北限地域だった湘南地方。皮が厚めなのでアメリカのクリスマス時期に合わせて輸出もされていたそうで、日持ちも良かったのだろう。冷凍蜜柑、こたつで蜜柑、最近では見られなくなった光景です。
夕焼けの彼方の国飛ぶ蜜柑 ムオン
昭和14年(1939)湘南大磯地方のみかん豊作。年額250万円の当たり年。
蜜柑の生産地としては、日本では北限地域だった湘南地方。皮が厚めなのでアメリカのクリスマス時期に合わせて輸出もされていたそうで、日持ちも良かったのだろう。冷凍蜜柑、こたつで蜜柑、最近では見られなくなった光景です。