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10月26日 [かたち]

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土地の産物館や、畑の近くの無人販売所を覗くのが好きです。
たまに二股の大根や人参、曲がった胡瓜、虫喰いのあるナスなどが売られていると、喜んで手にとります。スケッチや写真を撮るには最高のカタチだからです。
どんな環境で、育った野菜でしょうか。遺伝子や何かの作用で、不思議な形になったのでしょうか。


スーパーの店先や、デパートの地下食品売り場では絶対お目にかかれないカタチです。
何故なら、カワツタカタチノ野菜は出荷する前に選抜され廃棄されてしまうからですね。
作物の見た目の悪さで、出荷されない果実や野菜は、アメリカでは250億トンを毎年超すという。
繊細な感覚と、神経質なほど品質管理の厳しい日本では、想像以上の数字だろう。まっすぐ長さも太さも見場も揃った胡瓜、真っ白でそっくりなサイズの卵、プラスティックで出来たようなトマトや、ピーマンの山、まるで工場で作られたような食品達。

食の安全は大事だが、味が同じなら、カタチで物事を見る世の中、少し反省すべきと感じました、

アメリカ西海岸で「インパーフェクト」不完全というなの、見た目の悪い農作物を買い付けて、低価格で販売する会社があります。と、ナショナルジオグラフィック誌の、捨てないで食べちゃおう特集にありました。画像も同誌から

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